相続が発生したあと、どのような流れになるのか分からずに戸惑う方も多いかと思いますので、司法書士が関与する前後の手続も含めた大まかな流れを説明します。
没後 | 主な催事 | 手続き |
~7日 | 葬儀社への連絡 葬式の準備 通夜、葬式 |
死亡届の提出(7日以内) 埋葬(火葬)許可証の申請 葬式のため葬儀社に連絡 通夜、葬式のため親族関係者に連絡 相続手続のため司法書士に相談 |
~90日 | 四十九日 形見分け 香典返し |
遺言書の有無 相続人の調査 相続財産の調査 相続放棄(没後3ヶ月以内) 遺産分割協議(遺言書がない場合) |
90日~ | 百日祭 墓参り 一周忌 |
所得税の準確定申告(条件に当てはまる場合、没後4ヶ月以内) 相続税の申告と納付(条件に当てはまる場合、没後10ヶ月以内) 不動産や預貯金の名義変更(遺産分割や遺言に基づく) |
相続が発生したあと一番重要なのは相続発生直後~1ヶ月ぐらいです。
この間、通夜や葬式、死亡届けの提出や各所への連絡など、やらなければならない目の前のことで頭が一杯になります。
それだけでなく、近親者の死によって精神的にも疲弊していますので、普段は問題ないような些細なことにも疲れてしまいます。
ですが、このときに司法書士に一声かけておくかどうかで、その後に大きな影響がでます。
私どもでお力になれることであれば協力しますので、お一人で悩まれるよりも精神的に楽になります。
また、相続の放棄や確定申告など、期限が決まっているものもありますので、早めにご相談いただくことで時間に余裕をもって対応できます。
もしこれらの着手が遅れてしまうと、最悪の場合相続放棄ができずに借金を相続してしまったり、余計な税金などの費用を支払うことにもなりかねません。
相続が起きたあとは心身ともに一番大変な時期だと思います。だからこそ、専門家のサポートを頼ってください。